2021年08月02日
WA ナイトホークカスタム ヴィッカーズタクティカル セラコート


6月初旬に鈴友さんにお願いしたセラコートが帰ってきました
とても混んでるらしく、2カ月くらいかかりました




ガンスミス忍者製のブッシングとアウターバレルが迫力です
まぁ、でも手加工の面取りとかリコイルSPプラグのツライチ(塗装分で微妙に奥まっちゃったけど)
がポイントなんですけどね、ガンスミス忍者のブッシング&アウターバレルには敵いません
ガンスミス忍者さんではこのタイプのブッシングは生産も少なく、
再生産も全く無いので、もう同じ仕様で~ってのはムリでしょうね、中古品で買えればラッキー
セラコートを待っている間にコンバットマガジンのバックナンバーを買ったんですが、そこに
このバレルのすり鉢状のマズルは「マズルフラッシュを出来るだけ減らす」為なのだそうです
私は精度保証しているナイトホークカスタムなので、
精度向上の為なのだとばかり思っていましたがメインはそれらしいです
イチロー ナガタ氏の写真にタケオ イシイ氏のリポートでとても面白かったです
2006年4月のタロンと2007年4月のヴィッカースタクティカルの2冊の記事です
ナイトホークカスタムはウィルソンコンバットの職人何人かが
独立して始めたものだそうですが(コンバットマガジンにはウィルソンとは書いてないが)
社長は「ロン フィリップ」さんと書いてあり、人柄を思わせる内容も記述されていたりして、
職人気質の方のようでした(ラリー ヴィッカーズさんのことも書いてあって、そっちは笑いました)

実際にヴィッカーズタクティカルの書類の筆頭に名前が記されていますね
ですが、今のナイトホークカスタムにはロン フィリップさんの名前はありません

そこで気になってチョット調べてみました

現在のナイトホークカスタムは社長兼オーナーは「マーク ストーン」さん

ホームページを見ても現在では大きくなって社員も沢山いる会社ですね
ネットでいろいろ見ていると、ロンさんのことが時々出てきます、
氏の名前の入ったカスタム1911なんかもあったりします
何処かのフォーラムで「ロン フィリップはウィルソンコンバットに戻ったようだ」
と書いてあるコメントがあったので、また見ているとー

2015年のですが、ウィルソンコンバットのカスタムの書類にロンさんの名前がありました
本当だったんですね、ロンさんは古巣に戻っちゃってたようですね
さて、余談は終わりにしてー


FサイトはWA純正のノバックタイプ
WAでモデルにしたと思われる00024も他にも私がネットで見た実銃も、
Fサイトはみんなノバックだったんで部品で買って交換しました
鈴友さんでレーザー刻印を入れてもらいました(2015は愛嬌ということでー
ユルユルでしたが、セラコートで丁度良いクリアランスになりました、
横にしてもスルっと落ちることもありません(接着しなくてOKでした)


スライドストップも綺麗に仕上がりました
あえてフレームとバランスを取るために削って細くした効果が出ました、
言わなければ気付かない程度のものですが、拘りました


時間をかけて数回修正したフレームも思った通りに仕上がりました
ココは気になるとスゴイ気になるところなんで大正解でした

セーフティーは磨かずに出したら、塗装の下はブラスト
じゃ消えないヤスリ跡が見事に残っていました、私の手抜きのせいです
次回があれば横着せずに剥がして磨きます(次回があれば・・・
4mm軸じゃないのは目に入らないことにしてください・・・



Rサイトはあじゃさんが面研とダミースクリュー
そして、スライドとのクリアランス調整をしてくれましたのでバッチリです
今回もありがとうございました!
Fサイトと同じく鈴友さんでレーザー刻印を入れてもらいました
ナイトホークカスタム ヴィッカーズタクティカルはナイトサイトなので、
この小さな白い刻印があると一気にリアリティーが増しますね
・・・製造年の2015は一度取り替えちゃったということで・・・
(ウワサではそこ数字変えられるとかなんとかかんとか・・・あははは私のせいです


フレームのチェッカー トリムライン部分も綺麗に仕上がりました
こうして仕上がってみると、もう少し太くても良かったような気がしないでもないですね
実銃は25LPIでWAは30LPIなんで、その細かいチェッカーに合わせたので、
こじんまりしているというか全体的にショボい感じ!?


フレーム下側の先端も目地が出ることも無く綺麗に仕上がりました
(ピンホールはそのままで出したんで、そのまま残ってます、これも私のせいです
ハンマースプリングハウジングピンは気楽にハンマーで叩き込んじゃったんで、
セラコート剥げちゃいました・・・これは配慮が足りませんでした・・・大失敗・・・



バックアップトレーディング製のカスタムハンマー
このSTIハンマーも今後、再生産があるとも思えませんし、
こっちはガンスミス忍者のナイトホークタイプブッシング以上に次回は無いでしょう・・・
このハンマー単体のほうが中古の本体より高価ですからね
綺麗な黒装束になりました(面取り加工を思い出すとゲ〇出ちゃいそうですケド・・・
ストラットの歯車形状とミッチミチなところがサイコーです!

マグウェルはかなり削ったつもしでしたが、材質違いの為なのか、
仕上げた時の目の錯覚なのか想像以上に段差が出ちゃいました
コレをフレーム一体に出来たらサイコーなんですけどね・・・


今回はグリップスクリューもセラコート
WA純正はスクリューヘッドが小さいので実銃用グリップには使えないこともあります
全部ではありませんがスッポ抜けちゃうものも以外にあります
このスクリュー自体はエラン製の1911用を使いました
キズをつけないように緊張してグリップ取り付けました
古いコクサイ製のガスリボルバに付属していた、強化樹脂製の
Rサイト調整用のマイナスドライバーモドキを使いました
コイツはキズつけずにグリップスクリュー締められます
(トルク掛けるとグニャッとなっちゃいますけどね)
コレ、WA ナイトホークヴィッカーズタクティカル 「つるし」


かなり気合入ってますよね、そのままでも完成度は高い感じ
ナイトホークカスタムは不人気なんで限定でしたけど「投げ売り、安売り」されてましたね、
私のSIG1911もですけど、どんだけ不人気1911スキなんだ私は?という感じ
実銃と見比べて気になる部分を加工~


ディティールアップ他、ブレンディングやカスタムパーツ取り付け後
ウン十年ぶりにシコシコと部屋に籠って作業しましたが、トシには勝てず
腰はイタイは目は見えないわーで細かい作業って「若いうち」ですね

鈴友さんにセラコートをお願いしたパーツ
今回は小物パーツが多くて鈴友さんにはお手間をとらせました、ありがとうございます
セラコートしてもらって組み立てて完成~




面倒臭がりの私にしては途中で投げずに完成出来ましたー頑張ったなぁ~




写真でスライド平面だとかパーツがムラムラに見えるのは、
私がシリコンオイルを適当に乗り込んだり撮影中に不用意に触って跡がついちゃっただけです(念のため
今回のディティールアップ&カスタムパーツ、セラコートでかかった金額は忘れることにします、
私の加工はプライスレスです
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