2021年08月18日
GUNCRAFTER INDUSTRIES Fine Wood Grips
50Giをクリエイトしたガンクラフターインダストリーズ
今風の1911カスタムやグロックの50コンヴァージョンの他にも
CZ系のカスタムも得意みたいです
そして自社ブランドのグリップも多数あり、珍しい銘木、美しい木目の
カスタムグリップも魅力的です
今回は前回のGIの時に気に入ったグリップを2つ購入しました
いつものように輸入代行をしてもらって買ったのですが、
このご時世やオリンピックのこともあるのか、届くのになんと2カ月!
こっちからアメリカに送った荷物は1週間で届いたりとデタラメです・・・
Spalted Pecan
「スポルト」とはギター好きな方はご存じだと思いますが、
木材のキズや小さな虫食い穴などから菌が侵食して
自然の描いた黒っぽい線模様の出ている材料です
焼き物の世界のワビサビみたいな景色を楽しむものなんだそうです、よ!?
これは放置すれば広がり度を超すとボロボロに材料が腐ってしまうので、
適当なところで処理して商品化するのですが、そこの見極めが難しいそうです(受け売り)
近頃のハイクラス1911カスタムでも多く使われていて、
コンバットマガジンの表紙や記事に出ていたナイトホークカスタム マスターエディションにも
メープル材のスポルトのグリップが使われていましたね
「Pecan」は食べ物のピーカン豆の木です、日本ではグリップ素材でほとんど無いですね
当初から気になっていたのが「誰、何処の製作なんだろう?」ということで、
届いてみれば見慣れた裏側と彫り刻印です
日本でも馴染みのあるグリップの老舗で製造されているようです、
そこの記載はなく、あくまでも「GI」と彫ってあります
Spalt Myrtle Burl
こっちは「マートル」という日本であまり聞きなれない種類です
月桂樹系の木材の「Burl」瘤の部分にスポルトで色の極端なコントラストが出ています
これも製造はH〇〇〇〇みたいですね、上のと同じです
ハイエンドカスタム人気と個人のカスタムグリップメーカーも少ないですし、
他にもいろいろなところのグリップを製造してるみたいです(ウィルソンも製造はココですね)
私個人的には裏見た時に「H〇〇〇〇製じゃん・・・書いて無くてもわかるわーーー」
まぁ、その分というわけではありませんが材料や木目、クオリティーに比べて安く感じます
ほぼ日本では見ない珍しい材料のグリップで面白いです
WAのナイトホークカスタムには下側の穴を深くしないと取り付け出来ないので
取り付けた状態はまた次回ということでー
ではまた
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水墨画の世界のような、どちらも美しい杢ですね。
Pecanはナッツも有名ですが、ヒッコリーの一種ですね。
ヒッコリーの括りでは燻製のチップ、スキー板などにも使われていますが、
ドラムスティックでは主な材料で、しかし薄い色の変化のない木目なので、
このような珍しい材料は貴重ですね。
スポルト杢って菌の浸食で出来るらしいんですよ、カビですよね、カビw
最初はエッ!?とか思いましたけどギターなんかだとスポルト杢の材料が
いろいろあって珍重されるらしいですね
アメリカの1911カスタムには意外にこういう杢のグリップも
多く使われてたりするみたいです
銘木系は楽器やビリヤードのカスタムキューとか、
私自身が元々がビリヤードキューからの銘木フェチなんですが、
ピーカン(ペカン)のスポルト杢なんて初めて知りました
他にもいろいろ面白いのがあるんですけど、財力がありませーん